こんにちは。KJeyです。
Stable Diffusionの導入も終わり
生成を楽しんでいるけれど、生成のスピード早くならないのかな、、、
なんて思ったことないでしょうか。
結論、生成スピードを速くする方法あります。
「Xformers」というものを使用できるようにすれば
画像をスピーディーに生成できます。
生成時間を短くすることで無断な時間を削り効率よく作業することができます。
※一度設定してしまえば、あとは毎回自動で高速生成してくれます。
設定してない方は初期設定をしてしまいましょう。
stablediffusionをこれから始めたい方はこちらから
「xformers」とは?
ほんの少しだけ難しい文章にお付き合いください。
後で嚙み砕いて説明しますので、、、
「Xformers」とは
StableDifffusion Transformersは、自然言語処理(NLP)タスクにおける言語モデルの一種で、Diffusion ModelsとTransformer Modelsを組み合わせたハイブリッドモデルです。StableDifffusion Transformersは、Diffusion Modelsが持つサンプリング効率の高さと、Transformer Modelsが持つ高いパフォーマンスを両立することができます。
Diffusion Modelsは、事前学習時にテキストの単語間の依存関係を考慮した確率分布を学習します。これにより、テキストの生成や転移学習に優れた性能を発揮します。一方、Transformer Modelsは、Self-Attention機構を用いて文脈を考慮しながら単語を処理することができます。
StableDifffusion Transformersは、この二つのモデルを組み合わせ、より高い性能を発揮します。StableDifffusion Transformersは、Diffusion Modelsによって得られた確率分布に基づいて、Transformer Modelsが文脈を考慮しながら単語を生成することで、より滑らかな言語生成が可能となります。
要は「犬を書いて」と指示したときに、「xformers」君が「Difffusion」君に分かり易く伝えてくれることで早く画像を生成できるということです。
xformersを使うメリット
xformersを使用するメリットは単純明快に画像処理スピードが速くなります
一度にイラストを何枚も生成したりすることもあるので、少しの時間短縮であったとしても
大量となればチリ積もになりますね。
xformersを使うデメリット
デメリットはAUTOMATIC1111/stable-diffusion-webuiさんのホームページに記載されていますが
使用者さんからのトラブル報告が寄せられています。
その内容は同じ画像を生成させるために「seed値」を設定して同条件で画像を生成したときに
若干違う画像が生成されるという報告がありました。
気になる方はこちらから→トラブル報告
KJeyもよく読みましたが、報告の写真を見た限り許容範囲でした。
「xformers」の設定方法
それでは「xformers」を設定していきましょう。
Stable Diffusion webuiのフォルダを開きます。
中に「webui-user.bat」というフォルダがあるので
右クリックして「その他のオプションを表示」→「編集」に進みましょう。
メモが開きますので「set CMMANDOLINE_ARGS=」の後に「–xformers」と記載して
左上の「ファイル」から「保存」を選択すれば設定完了です。
これで次回以降は、自動で「x-formers」が適用された状態で起動します。
「xformers」の検証結果
では実際に「x-formers」導入前と後ではどれくらいの時間差が生じるのか検証してみます。
H512×W512の画像サイズ バッチ50
圧倒的に「x-formers」ONの状態の方が
生成速度が速いことがわかりました。
「xformers」のON/OFF切り替え方法
「x-formers」ON/OFFの切り替えは先ほど入力した「– x-formers」の入力を削除して保存してもらえればOFFの状態になります。
赤枠の中を削除する→右上「ファイル」→「保存」
生成時間の短縮は作業効率にかかわってくるので基本
「x-formers」ONの状態のままです。
まとめ
最後までご覧頂きありがとうございました。
Stable Diffusionを快適に使っていくうえで、生成速度は大きく関係してきます。
導入方法は簡単ですし、リスクもさほどないのでKJeyとしては「x-formers」の導入をお薦めします。
何かのお役に立てることを祈っております。
何かわからないこと等ございましたらインスタのDMでご連絡ください。@kjeyblog
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