こんにちは。KJeyです。@kjeyblog
画像生成AIって難しそう。
こんな風にお考えの方いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、初心者向けに無料の画像生成AI「Stable Diffusion」を使った美少女イラストの生成についてお話しします。
最近の画像生成AIの進歩は素晴らしく、SNSや画像投稿サイトには、プロのクリエイターが描いたかのようなAI美少女イラストが投稿されています。それを見て、「自分もAIを使ってクオリティの高い女の子のイラストを生成したいな」と思う方も多いかもしれません。
しかし、実際にAIを使ってイラストを生成してみると、「なんかイマイチ…」という感じになることもあるでしょう。
実は、美少女イラストを生成するには、ちょっとしたコツが必要なんです。
Stable Diffusionを使って1万枚以上のイラストを生成してきた経験をもとに、初心者の方でも高品質な美少女イラストを生成するための簡単なコツをお伝えします。
「Stable Diffusion web ui」とは?画像生成AIについて
まずはじめにStable Diffusionについて簡単に説明します。
Stable Diffusionはオープンソースの無料画像生成AIです。有料のウェブサービス版もありますが
一定以上のPCスペックがあればローカル環境でも無料で使用できます。
ローカル環境でのインストール方法や使い方については、下記の記事で詳しく解説しています。Stable Diffusionを使ったことがない方は、ぜひこちらも参考にしてください。
美少女イラストを生成するための基本的な方法
stable diffusion を使って美少女イラストを書く方法、呪文と呼ばれるプロンプトの使い方を解説していきます。
プロンプトや呪文と呼ばれるものは AIにどういうイラストを描いてもらうかの指示の事だと思ってください
実際にAIに書いてもらった画像例
まずはAIに書いてもらった画像をご覧いただきます。
クオリティーの高い画像生成ができました。
プロンプトをしっかり指示すればこのような画像は誰にでも作ることができます。
1枚の画像生成に要する時間はパソコンのスペックにもよりますが30秒前後です
美少女生成「model(モデル)」のダウンロード
美少女イラストを生成するためには、まずStable Diffusionの学習モデルを選ぶ必要があります。通常のデフォルトの学習モデルでは美少女イラストを生成するのは難しいため、専用のモデルを使用する必要があります。例えば、人気のある「Anything」というモデルを使用することでハイクオリティな画像を生成できます。
今回はこちらの「model」を使用したいと思います。
それでは早速「Model」をダウンロードしましょう。
Hugging Face(ハギングフェイス)というサイトからからダウンロードします。
Hugging Face には世の凄い方達が作ってくれたAI関連の素材がたくさんアップされてます。
しかも無料なのでこれからStable Diffusionに触る方は抑えておきましょう。
↓↓↓
Hugging Face – The AI community building the future.
よくAIに書いてもらうと奇形が生じたりするんですが
「anything-V4.0」は安定していてクオリティが高いのでお勧めです。
Hugging faceに飛んだらこのような画面になります。
下の方にスクロールしていくとサンプル画像があるので
どんなタッチの絵が描けるのか参考になります。
では赤枠の「Files and versions」をクリックしていただきファイルをダウンロードしていきます。
anything系はいくつかversionがあります。微妙にタッチが違うので好みで試してみてください。
下の方にスクロールして「anything-v4.0-pruned.safetensors」をダウンロードします。
ファイル形式が
・ckpt
・safetensors
とありますが安全性を考慮して今回は「safetensors」をダウンロードしていきます。
カレーで例えるなら「anything」がバーモントカレー!
カレーのおいしさがわかったら他の「ゴールデンカレー」や「横濱カレー」を試してみるのもよし!
「model」のインストール
ダウンロードしたファイルは
「stable-diffusion-webui-master」>「stable-diffusion-webui-master」>「models」>「stable-diffusion」この順番でクリックしていき「models」の中の「stable-diffusion」内に貼りつけましょう。
これで一通りの初期設定は完了です。
プロンプト(呪文)の入力
プロンプトとネガティブプロンプトに関して説明しておきます。
ラーメンで言うなら麺は固め(プロンプト)、にんにく抜き(ネガティブプロンプト)でお願いします。みたいな感じですね。
では実際にプロンプトにはこのように入力しましょう。
プロンプト
(best quality, masterpiece:1.2),1 girl, cute, sexy, best quality, ultra high res, detailed face,
「クオリティの高い繊細な可愛い女の子」と注文してます
ネガティブプロンプト
(worst quality, low quality:1.2),bad anatomy, bad hands, missing arms, text error, missing fingers, jpeg artifacts, long neck, signature, watermark, blurry, fisheye lens, animal, deformed mutated disfigured, mutated hands, missing hands, extra hands, liquid hands, poorly drawn hands, mutated fingers, bad fingers, extra fingers, liquid fingers, poorly drawn fingers, bad legs, missing legs, extra legs, bad arms, extra arms, long torso, thick thighs, partial head, bad face, partial face, bad eyebrows,
ネガティブプロンプトはそのままコピペで貼り付けとけば間違いないです。
「変なイラストにしないでね」くらいに思ってもらえれば大丈夫です。
これらを入力して「generate」ボタンを押すとこのようなイラストが生成されました。
背景やオブジェクトもプロンプト内にオーダーすればAIが取り入れてくれます。
画像を生成してみて色味がくすんでいるような場合はSD/VAEを変更することで彩度が奇麗に描写されます。
そちらに関しては下の記事で紹介していますのでよろしければ併せてご覧ください
↓↓↓
まとめ
「model」といっても無数にあります。
各製作者が得意とするジャンルに特化して作っているのでアニメ系、リアル系、アジア系、欧州系等
ご自身の作りたいイラストに合わせて使い分けていただくのがいいと思います。
何かわからないことなどあればお気軽にインスタでメッセージください。@kjeyblog
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